仏様になる

この日の千葉

翌日は父の81回目の誕生日で、おっちゃんと二人でお祝いに行く予定だった。
前日父はピザが食べたい！なんて言っていたので、今晩はピザとケーキだって喜んでいた♪
朝突然、母から「お父さんの様子がおかしいので救急車呼ぶねっ」と連絡があった。
で、うちらはかかりつけの大学病院に直接行くことにした。

1年以上前から進行性の肺炎で自宅療養していたし、何度か入院もしていたので、
あまり深刻にならずに、慌てることなく病院に到着。
お父さんはもう冷たくなっていた。
母が異常に気づいて2時間ほど、病院へ運ばれてまもなく息を引き取ったらしい。
先に到着した兄家族も間に合わず、母さえも父と何の会話もできなかった。
人の命ははかない。



うちは浄土真宗で、死後すぐに仏様になるらしい。
息が苦しくなって多く歩けなかった父なので三途の川を渡り49日も歩かなくてよかったな。

スウェーデンにいる頃から両親には気を配ることが増え、
毎週電話して声を聞いたり、里帰りには旅行に一緒に出かけたり、
昨夏日本に戻ってきてからは、毎週のように様子を見に出かけたり、
それでも、今振り返れば、もっともっとしてあげれることはあったのではないかと後悔する。
子である誰もが感じることかもしれないね．．

安らかな寝顔の父が何よりも救いで、
これからは仏様として身近にいて見守ってくれていると思うと嬉しいではないか。

コメント 6

このようにしてお父様が突然なくなられるなんて、
gulapaさま、ご家族さま、さぞお力を落とされていることでしょう｡｡｡
心よりお悔み申し上げます。
by かみ (2013-02-18 12:46) 

10行。そしてその行間。　
gulapaさん、
とても、すてきなコメントです。　頭が下がります。

安らかなお顔の
おとうさま、とのこと。
お父さまも、ご立派な方ですね。
　
ご冥福をお祈りいたします。

by こざる (2013-02-18 19:25) 

私の父とほぼ同い年ですね。他人事とは思えない気がします。
先日私も帰省して、父の顔を見て安心して帰ってきましたが、こういうことって本当に突然なんですよね･･･。
でもgulapaさんが日本にもどってこられて、一緒に過ごす時間も増え、お父様もきっと安心されて、お幸せだったことでしょう。
こころよりご冥福をお祈りします。


by ぱたこ (2013-02-18 20:03) 

みなさん、どうもありがとうございます。
長患いだったので安心してたら急だったので驚きましたが、最後あまり苦しまなかったのでよかったと思います。
なんでも節分のときの父のお願いは「お母さんに迷惑かけないように！」だったようです。そんなの気にして早々に逝ってしまったのかな？
ちょっと早すぎだった気もしますが、父はよい人生を送ったと思います。
by gulapa (2013-02-19 09:01) 

gulapaさんが帰国されて、一緒に過ごす時間が増え、お父様も幸せな時間を過ごされたのではないでしょうか。
ご冥福をお祈りいたします。
by Hiro (2013-02-21 00:01) 

元気ならあちこち出歩きたかったのですが、それがならず残念でした。でも、実家に帰るだけで喜んでくれていたのが嬉しかったです。
どうもありがとうございます。みなさんのお気持ちも嬉しいです。

by gulapa (2013-02-22 09:22)