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お葬式 [里帰り]

この日の千葉[雨]

父が10日に他界し、通夜14日お葬式15日と間が空いた。
冬場は葬儀場も火葬場も混んでいるらしい。

大学病院で亡くなり、病院が提携している葬儀屋が現れ、父を自宅に連れ帰ってくれた。
(自宅で亡くなると警察が来た上に解剖に回されることもあるらしい)
呆然としているうちらを尻目に葬儀屋はあれよあれよと話を進めていく。
ただ悲しみに打ちひしがれているわけにはいかないのである。

途中葬儀屋がドライアイスを交換に来たが、寒い冬とはいえ長期自宅はよくないらしく、
3晩父と一緒に家で過ごしたあと、お着替えで葬儀場へ。
私の頭の中は映画「おくりびと」の光景でいっぱいだったのだが、立会いはならず..
日が空いていた分、着替えの洋服や慰霊の写真を選ぶ時間がたくさんあったし、
家族みんなで最後の時間をゆっくり過ごせた。
それに、葬儀の時だとゆっくり話せないと、父の幼馴染やおっちゃんのお母さんも来てくれ、
ゆっくり会ってもらえたのはよかったと思う。

20130215(1).JPG
たくさんのお花に飾られた祭壇..

一線を退いて長い父は家族葬を望んでいたが、長く地域活動をしていたので普通葬にした。
祭壇や棺には、いろんな種類、グレードがあり、驚くほどお金がかかる。
(お金をかけずにやりたい人は葬儀社を調べておいた方がいい)
父が眠る隣室で母子と葬儀屋で金の話も失礼かと思いながらも致し方ない。

20130215(2).JPG
棺に入れる折り紙..
父は退職後に地域で折り紙先生をしており生徒さんたちがたくさん折ってきてくれた。
私も普通の鶴だけど折ったぞ。

父の訃報の知らせは近所の数人、退職後通った大学の友人、古いお友達に留めたが、
一人に伝えるとドバァっと広がり、近場ということもあり参列者は多かった。
兄が現役かつ教員ということで、さらに人が増えた。
とってもありがたく、来てくれた人と思い出話ができるのもうれしかった。
が、そんな裏で、何人参列者が来るかで、
香典のお礼品や通夜振るまいの量を予想し準備しないといけないのである。
これも父が眠る隣室での話だが致し方ない。

滞りなく進む通夜お葬式ではあるが、何か慌しさを感じる。
そんな中、式が始まる前ゆっくり父と過ごす時間がとても大切に思えた。
火葬場でお骨を拾ったあと、ホッと息が抜けた感じがした。

家に戻った後も葬儀屋はのちのちのことについてのフォローを怠らない。
こうゆう時こそ、余計なことを考えず事務的に行動していた方がいいのかもしれない。

人の死はただそれだけではなく、
多くのことを経験、勉強させてくれるものだと痛感した。
親切な葬儀社に助けられたし、お坊様の教えも素直に聞き入れられた。
何やらまだまだ学ぶことやらねばならぬことは多いようだ。




こんなことを淡々と書くことで平静でいられるような気がする..

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ぱたこ

たくさんの方に慕われて、お幸せな人生を送られたのですね。
私の母が十数年前に亡くなったときも、葬儀が終わるまで、そしてその後しばらくの法事ごとに何かと慌ただしくて、母がいなくなったことを本当に実感したのは、それからしばらく経ってからだった気がします。
お父様を失われたお母様の方もご心配ですね。むしろこれからの方が大変だったりするかもしれませんが、くれぐれも無理をなさらずお過ごしください。
by ぱたこ (2013-02-22 11:54) 

gulapa

どうもありがとうございます。
確かにこれからは母のことが心配の種になりました。気丈に過ごしてくれればと思います。
法事の合間をぬって役所回りをしようと動き出しましたが、千葉だからか役所が広範囲に点在していて面倒だなぁって思いました。東京区内の方が近場に集まってるので東京であれこれ情報や資料を集める作戦に出ました。この手の作業は高齢者ましては父が亡くなったばかりの母には難しい作業だなって思いました。
法事関係は兄にお願いすることも多く、ちょっと楽してます。普段ご無沙汰してましたが、兄の存在に助かりました。
無理しない程度に頑張ります。
by gulapa (2013-02-22 15:22) 

borners

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